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トリコモナスは治療が不完全な場合には再発する可能性が高い性感染症です

注射をする医者

数多くある性感染症の中でもトリコモナスの場合、ピンポン感染を引き起こしやすい感染症です。ピンポン感染は、ピンポンのように交互に症状が現れることであり、男性側の自覚症状がほとんどなく、たとえ自分が感染をし治療をして完治したとしても、トリコモナスに感染した人と性行為をしてしまうと再び感染します。

トリコモナスに感染したかどうかは顕微鏡にて確認をする、女性であれば乳白色や黄緑色をした悪臭のあるおりものがある、イチゴのような子宮膣部であるといったことから判断をしていき、女性の場合もその後顕微鏡で観察をし、トリコモナス原虫がいるかどうかを確認します。なお、おりものに特徴のあるトリコモナスですが、実際にこのような症状が出るのは半分程度の人であり、イチゴ状の子宮膣部は約9割の人に見られます。

治療法としては、パートナーと行うことが基本であり、この時どちらかだけであると再発してしまう可能性が高いです。薬物療法を中心に行いますが、薬物ではメトロニダゾール経口薬を1日2錠10日間内服していきます。この時きちんと服用をしないと再発するので、再度受診をし治療が不十分だと診断されると、追加治療が行われますが、この場合、1週間は薬を服用することはできません。女性では経口薬の他に膣錠を用いることもあります。メトロニダゾールは大変効果があり、服用することで90%から95%の確率で原虫が死滅することがわかっています。メトロニダゾールの注意点として、薬を服用して72時間は飲酒を控えなくてはなりません。アルコールを摂取してしまうと嘔吐や吐き気、けいれんや頭痛が生じる可能性が大変高いです。

トリコモナスの場合、治癒をしたかどうかは症状の消失で判断をします。もしこの時に原虫が残っていると、トリコモナス原虫は湿った環境を好むので生理期間中に増加することが多く、さらに次の生理の時に、原虫がいなくなったかを確認します。

なお、トリコモナスはピンポン感染といい、パートナーの両方がきちんと治療を行わないと再発をしてしまう病気です。治療期間は長いですが、症状がたとえなくても原虫は存在している可能性があり、感染力を強めていることがあります。完治したと診断されるまで性行為はできるだけ控えてください。治療薬を服用すると症状が軽快していきますが、原虫が死滅したわけではありません。決められた量を決められた期間きちんと服用するようにします。